かとう家の小ばなし

移住、しごと、森のようちえん、田舎暮らし、アウトドア

「自分ファースト」な育児

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暑い日が続きますが、みなさん元気に過ごされてますでしょうか?

わが家は2人目が生まれ、お姉ちゃんは産前産後の保育園に通いはじめて、新しい環境に突入しました。

2人目が生まれる前、

上の子の赤ちゃん返りとかには気をつけて!

とにかく上の子のケアが必要!

 

と言われていました。

でも実際のところ、うちは大丈夫じゃないか!?、とちょっと楽観的に考えていたんですが、期待はあえなく破られ、上の子のいやいや期が激しくなるというかたちでやってきました。

 

そんな状況の中、上の子と遊ぶ時間をできるだけ増やしたり、やりたいということには極力時間を割いていたのですが、ある問題に気づきました。

「お姉ちゃんファースト」で対応したくても、夜中の授乳などで睡眠不足だと、自分の体がついていかないし心に余裕がないのです。

 

母がサポートに来てくれていたときはとよかったけれど、あっこれは無理だ!と早々に気づいた私は「自分ファースト」でいくことに決めました。

 

疲れたら寝る、食べたいものを食べる、夜はノンアルコールビール、読みたい本は買う。小さい赤ちゃんを連れて暑い中出かけるのも難しい、旦那は相変わらず忙しそうで、家にいる時もほとんど仕事をしている。

そんな状況なので、まずは、自分の心の余裕をとことん広げてからお姉ちゃんファーストだ!

何を思い出として残したいか

保育園では楽しくやっているようなのですが、私の姿が見えたり、園の外に出るとどうも甘えたい様子。

先日は、保育園からの帰りに門の前で「帰らない!だっこ!」と言って座り込む状況が10分くらい続きました。

 

30℃以上ある中、1ヶ月児を抱っこして汗だくな私は(その前には園庭での遊びにおつきあいしている)、まじかー、と仕事で忙しい旦那を呪いつつ、なんとかその場をやり過ごしました。

 

そしてふと思ったんです。こうやって、日々なんとかやっていけるのは、自分に心の余裕があるからだと。

今の状況で私がやるべきことは、忙しい旦那をひたすら呪い続けることでもなく、ああ、あんなに大変だったのに、私めっちゃ頑張ったわ!と自分の頑張りに酔いしれることでもない。

 

できることなら、数年後ちょっと落ち着いて振り返った時に、あの時もあの子たちかわいかったよね!と、そんな記憶で思い出したい。

だから、毎日ノンアルコールビールの缶を開けても、好きなだけ本を買っても、週に2、3回くらい寿司とか食べちゃっても許されるだろう。

 

そんなわけで、今年の夏はご自愛しながら駆け抜けたいと思います~。

夏バテには気をつけましょう!

 

その場所で、小さな現実をつくれるか?地域おこし協力隊と移住について改めて振り返る

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地域おこし協力隊に関するイベントを企画している友人のお手伝いができればと、改めて「地域おこし協力隊」という制度について考えています。

 

移住への興味関心が高まる中、その手段として協力隊という制度への関心も高まり、多くの人がこの制度を利用して地方へ移り住んできました。

制度の運用開始から約8年が経過し、一定の成果は得ている一方で、自治体によって雇用形態や待遇が異なり、制度の問題点も報告されています。

 

そもそも移住の手段としては、

・移住して既存の会社に勤める

・農業研修生になる

・起業する

など、協力隊以外にもいろんな方法があります。

 

そんな中、協力隊という制度を利用して移住した家族として思うことをまとめてみたいと思います。

今回は私、ヨメの見解です。

 

自分たちに合った移住のスタイルを見つける

本当にやりたいことがあって、自分の全ての時間をその事業に注ぎたいのであれば、やはり起業することをおすすめします。

 

協力隊の場合、ミッションが決まっているミッション型と、特に決まっていないフリーミッション型がありますが、自分たち、地域の人、行政という3つの主体が納得できる活動の着地点を見つける必要があると思うからです。

 

そして、活動していく上で大切になってくるのは、自分たちの納得感とフィルターだと考えています。

自己犠牲の上で求められることばかりに取り組んでいると、精神的にも苦しくなってしまい、そもそもその場所で暮らし続けていくことが自体が難しくなってしまいます。

 

また、自分たちの軸(想い)やフィルターを持たずにアラカルト的な仕事の進め方をしていると、活動自体の訴求性もなく、モチベーションの維持も難しいし、活動の幅が広がりにくいように感じます。

 

もちろん、貢献できることにやりがいを感じるタイプの人もいるので、あくまでも我が家の例です。

 

上記3主体の着地点を見つけることは、必須の条件ではありませんし、なかなか丁寧なコミュニケーションを必要とすることもありますが、地域の人たちや行政のニーズも考慮して活動に組み込んでいくことで、できることが増えたり、実現するスピードも速くなるように感じています。

 

今の場所(西予市)を選んだ理由

やっぱり、人と自然でしょうか。

人に関しては、誰かに何かおもしろいことをやってもらおうというのではなく、ないなら自分たちでやっちゃおうという人たちに出会えたこと。

 

また、移住者もある程度いる中で、地域おこし協力隊の手段を利用している移住者ばかりではないところ。一旦、外に出て戻ってきた地元の人、嫁いできたなどの人たちがモザイク状に交差しているところが魅力だと感じています。

もちろん、移住者だけでなく、ここに越してこなければ出会えなかった人たちとの出会いも、日々の暮らしをとても豊かにしてくれています。

 

さらに加えると、移住先進地域のように移住して起業している人ばかりだと、今すでに何らかのスキルを持っていないと、暮らしていけないんじゃないか!というプレッシャーとともに、ハードルの高さを感じていました。

その点、西予市に関しては暮らしを楽しみながらも、自分たちがやりたいことを進めていけそうな余白を感じることができたんですよね。

その場所で小さな現実をつくって積み重ねていけるかどうかも、個人的にはとても大切なポイントでした。

 

自然に関しては、海も川も山もある。

〇〇遺産という有名な自然ではなく、身近な自然がたくさん残っているというのがとても魅力的でした。

 

さいごに

7月29日(土)に、地域おこし協力隊をとおして地域での暮らしを考えるイベントが、愛媛県西予市宇和町で開催されます!

 

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FBイベントページはこちら

 (※要申し込み:uraseiyocity@gmail.com)

 

市民が企画して、行政、市民、地域おこし協力隊がぺちゃくちゃしゃべる機会って今までなかったので、とても楽しみです。

どんな話や本音が出てくるのかドキドキしますが、前向きなガソリンに変えていけるような場にできればいいなあと考えています。

お近くの方はぜひお越しくださいませ~。

 

私たちも、残る任期は約8か月。引き続き頑張りたいと思いますー!