かとう家の小ばなし

愛媛県西予市に移住し、地域おこし協力隊として働く旦那とその家族の日常を、嫁ときどき旦那の目線で綴ります。

【読書メモ】ゆずれないもの、信念をもつからこそ生まれる共感と物語/不器用なカレー食堂

 

お友達のFB投稿で気になっていた、「砂の岬」というカレー屋さん。

投稿でのカレーの写真が本当においしそうだったので、気になっていろいろ調べていると、最近本を出版されたとのこと。

ということで、早速購入して読んでみました!

東京の桜新町でカレーやさん「砂の岬」を営むご夫婦のストーリー。

今後の自立を目指して動いている私たち夫婦にとって、大きな学びがたくさんあったのでまとめておきたいと思います。

 

自分たちの手でつくりこんだ店舗

砂の岬は、カレーという食べものだけでなく、カレー、そして接客も含めた食べる環境が提供されているお店。そのお店はほぼ鈴木夫妻とそのご家族の手づくりなんだそう。

お店を手づくりする際、業者に依頼する時との1番の違いは、工事期間に発生する家賃。お2人はお店づくりにとことん時間を費やしたから、通常時の数倍・数十倍も工事期間が長くなったんだそう。それは、数十万〜数百万という金額が発生するということを意味します。

僕たちは、安く済ませたかったわけでも、短期間で済ませたかったわけでもなかった。見た目だけがいいものにも興味はない、効率を考えすぎた仕事も好きではない。ただ、この店を自分たちの理想の空間にするために、信念をもつことが大切だった。自分で自分を急がすことなく、納得いくまでやりきりたかっただけだ。

店をつくっていくとき大事にしたのは、なるべく新品のものは使わないこと。見た目や形が少し悪くても、歴史やストーリーがあるものを使いたい。

 自分たちが目指す世界観を表現するための覚悟と想いがあるからこそ、できる空間がある。流行っているから、流行りそうだからというお客様起点ではなく(サービスがお客様起点)、自分たちがいいと思うものを0からつくっていく姿勢がかっこいい。だから唯一無二なお店ができるんだろうな。

 

週3日休む理由

それは常にていねいなサービスで、本当においしいカレーを提供するため。

お店的なお休みは3日だけど、そのお休みで仕込みをされています。自分たちの納得いくものを安定的に提供するために、自分たちのスタイルを貫くこと(同じ理由で年に数回お店を閉めて、インドにも行かれています)。それに伴う困難も引き受ける姿勢にとても共感しました。

 

さいごに

わたしたちは、これまで「できなかった」ことがたくさんあります。できなくてできなくて、できない結果がいまのわたしたちです。できないことを受け入れ、そのなかで一生懸命答えをだしたら、今の砂の岬になりました。

自分たちらしい物語をつくっていくノウハウや近道・ラクな道なんてない。

目の前のことに真摯に向き合い決断や行動を重ねる中で、ちょっとずつ紡がれていくものなんだろう。

 

お2人の生き方・考え方だけでなく、インドのいろいろも知ることができて読み応えのある1冊でした!絶対、カレー食べに行くぞ!