かとう家の小ばなし

移住、しごと、森のようちえん、田舎暮らし、アウトドア

多様性について考える〜多様性絶対主義者にならないために〜

 

先日、みんなで映画を見ようの会に誘われたので行ってきました〜!

この会は、みんなで話題の映画、「トゥモローランド」と「マッドマックス 怒りの

デス・ロード」をわいわい見ようという趣旨の会。

 

みんなでぬくぬくこたつを囲んで、美味しいごはんを食べながら鑑賞しました。

 

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娘と一緒に参加したので、映画の展開にはついてはいけなかった

のですが、とても楽しくてふと思ったんです。

 

あぁ、この居心地のよい雰囲気が、移住の決め手の1つになったんだったと。

 

集まっていたのは年齢も職業も国籍も異なる人たち。

ずっとこの地に暮らしていた人もいれば、移住してきた人、嫁いできた人や

一旦外に出て戻ってきた人もいます。

 

映画を見ている場所、ギャラリー喫茶池田屋さんは、

移住前に西予を訪れたときに宿泊、ごはん、そしていろんな情報を頂いて

いたところ。

そして本日のおいしいご飯をつくってくれているweekenderの

タロウさんも一旦外に出たあと戻ってきて、週末にはいろんな

イベントでお料理を提供したり、DJをしていたりする人。

 

そんな人たちが、1つの映画を見ながらわいわいしている光景は

映画よりも興味深く、ついつい分析してしまいました。

 

娘がいるからなかなか夜の外出は難しいけど、母さんだって日々の暮らしを

楽しみたい。そんな自分自身にとって気楽に楽しめる場所があり、娘を連れて行っても

何の違和感もない空間があることは本当にありがたいことです。

その根本には、その人を認めるという多様性に対する寛容さが

あるような気がしています。

 

移住地を選ぶとき、空家が見つけやすかったり、小児科や学校が近かったりなど、

生活コストが抑えられ、利便性が高いことには魅力を感じますが、

同じくらい大切なのは共に暮らす人。

多様な人がその人らしさを発揮しながら暮らしている様子はとても魅力的で、

移住の決め手にもなります。

 

そんな、移住のキーワードにもあげられる「多様性」ですが、

あまり「多様性」が振りかざされるのもなんか違うなと考えていたところ、

先日のイケハヤさんの記事では、こんな風にとりあげられていました。

 

 

そもそもの話は、家入さんのツイートから。

 

 

個人的には、多様性についても同じで、多様性は大事なんだけど、

ただ多様なことがいいわけじゃなくて、主体的な多様性が大事だと考えています。

一歩間違えれば、多様性がある状況は、ただのわがままな人の集まりかもしれない。

 

でも多様性って、1つの系の中で(多様だけど)バランスがとれている状態も

表していますよね。さらに言えば、1つ1つの要素が動き続けている状態で

バランスがとれている。

 

主体的に暮らす人がいる→魅力を感じる→移住する→主体的に暮らす人が増える

 

そんな循環が生まれる地域は、魅力的でこれからも移住者を引きつけて

いくんじゃないかな。

そんな場所で、自分たちはどのような旗を立てて生きていくのか

これからが頑張りどころです。