蜂の巣から簡単にできる、蜜蝋の作り方
山梨の友人を訪ねたとき、ご近所の方から蜂の巣を分けていただいたので、蜜蝋作りに挑戦してみました。
準備する道具
- 鍋(食べ物用とは別にした方が良い)
- 空のペットボトル2本
- ボール、もしくは一斗缶
- ガーゼ 2枚
※私が使用した道具です。もっと良いやり方もあると思うので、ご自分に合った方法をぜひ見つけてみてください!
①蜂の巣を煮る
この量で、だいたい120gくらい。
鍋に移して煮ていきます。
どんどん、溶けていきます。
蝋の融点は60℃以上。これより温度が上がると蝋が溶け出します。
20分くらい煮たら、今度は濾します。
②蜜蝋の溶けたお湯を濾す。
ちょうど良い容器がなかったので、家にあったコーヒー豆の缶を使いました。
ガーゼを被せて、この上に流し込んでいきます。
黄色いのが蝋で、黒っぽいのは不純物。
濾過された後の液体。ボールの周囲にうっすらと、黄色く固まっているのが蜜蝋です。
ハンカチに残った蜜蝋。
3時間くらい置くと、上澄みの蜜蝋がどんどん固まっていきます。
③上澄みの蝋を集める
ペリッととるとこんな感じ。
裏側には汚れがついているそうなので、ブラシでこすってきれいにしました。
上澄みをとった後、黄色い小さなつぶつぶ(蜜蝋?)が浮いていたので、これも茶こしで回収。
ペットボトルの口をカットした容器にまとめました。
④再度湯せんにかける
まとめた蝋を湯せんにかけて、溶かしていきます。
⑤再び濾す
溶けた蝋をペーパーフィルターで濾しました。
が・・・、濾過のスピードが遅くて、冷えた蝋がどんどん固まってきてしまったので、ペーパーフィルターからガーゼに変更。
濾過した蜜蝋はこんな感じ。
冷えて固まるまで待ちます。
⑥完成!!
裏側にはすこーし、点みたいなゴミがついているようだけれど、初めてにしては上出来でしょうか。
この蜜蝋にオイルを加えて、蜜蝋クリームもできるようなので、またトライしてみたいと思います!
※注意
鍋やボールに、蝋が結構こびりつきます。鍋を湯せんすると蝋は取れますが、うっかり炊事場のシンクへ流してしまうと、水道管に蝋がくっついてしまい、大変なことになります。
なので、鍋を洗ってその水を流す場所は、十分ご検討ください。