やりたいことが変わるのは、悪いことなのだろうか?
社会人になってから、2度転職し、生きものなどの調査研究を行う研究職からwebやPRの仕事へとがらりと職種を変えました。
研究員として8年くらいもやもや葛藤しながら仕事を続け、できたこと、できなかったこと、このままではできそうにないことなどに向き合い、別の方向に舵を切りました。
その大きな理由は、この方向からでは自分が登りたい山には登ることができそうにないと感じたからです。
1つの山を登るのにもいくつかルートがあるように、目標にたどり着くためにもいくつかのルートがあります。
ただ、実社会で登る山は、ゴールまで道が続いているとは限らないし、そもそものルートすら開拓する必要があることも稀ではありません。そして、時には自分だけの山(課題など)を見つけることも必要になってきます。
やりたいことが変わるのは悪いことなのか?
「石の上にも3年」ということわざがあるように、一般的には、やりたいことがあれこれ変わるのはあまりよろしくない、とされる風潮があります。でも、やりたいことが変わるのは本当に悪いことなのでしょうか?
個人的には、悪いことだとは考えていません。
なぜなら、本気でやりたいことに、取り組んでいると目標にたどり着くために、いろいろやってみる必要があるからです。むしろ、可能性のあることは片っ端から取り組んでみる必要性すらある。
ビジネスの世界では、PDCA(Plan:計画→Do:実行→Check:評価→Act:改善)を高速で回していかなければなりません。
変わっている部分は何か?
何より大切なのは、目的や目標が変わっているのか?手段や方法が変わっているのかを意識することだと思います。
目的や目標がころころ変わっていると、いつまでたっても目的や目標を達成できない。
でも、手段や方法は、目的や目標を達成するためにころころ変えていく段階があります。
私自身、行かないつもりだった大学院に進学したり、就職したら3年で地元に戻ると言ってたのに戻らなかったりしました。その都度、親に申し訳なく感じていたのですが、今ならあの時の想いをていねいに伝えられるなあと振り返っています。
これから子育てという長い道のりを歩んでいきますが、「やりたい!」と表面化することだけでなく、気持ちの根っこを観察しながら応援していきたいと思います。