グローバル化と地方移住と子育てについて思うこと
どうもヨメです。
地方に移住して1年。
おいしい野菜やくだものに海産物を毎日いただき、休みの日には海・山・川へ。
地域のもてる環境を満喫しながら、日々暮らしております。
そんな暮らしをおくる中で、このブログでもよくでてくる隠居系男子、鳥井さんの記事がとってもしっくりくるなあと感じたので、今日はそのへんのことを書いてみようと思います。
地方都市ではなく、地方の田舎で暮らすということ
昨年の3月末、私たちは愛媛県西予市に移住しました。
愛媛に移住することを伝えると、たいていの人は松山へ移住するもんだと考えるようで、「えっ!松山じゃないの?」という反応が多かったのはちょっと驚きでした。
あえて言うなら、「松山へ移住する」という選択肢は私たち家族の中にはなかったからです。
お互いの実家が近く、自然が豊かな場所で暮らすということを目的にした場合、地方都市での暮らしはさいたまでの暮らしとなんら変わりなかったんですよね。
わざわざ移住してまで都市部に暮らそうとは思わず、自然が豊かな南予地方にやってきたのでした。
いま日本では、地方のロードサイドがどこも似たような風景となってしまっています。それこそ、どこに行ってもマクドナルドやイオン、UNIQLOなどが立ち並んでいる状況です。
じゃあ、日本人が地方のロードサイドに行きたいかと問われれば、「いや別に」って感じですよね?自分の住んでいるところから一番近い同じような場所に行ければそれで十分。それよりも京都や奈良、北海道のような、その地でしか味わえないようなモノ、観ることが出来ないようなものを楽しみに行きたいと願うはずです。
鳥井さんの言葉を借りるならば、いかにロードサイド的な環境を避けるか!が自分たちの移住地選定のポイントだったように思います。
もちろん、仕事で各地へ行く必要があれば地方都市で暮らすほうが便利です。
一方で、地方の田舎には豊かな自然や文化・手しごとが今も残っています。
そういった豊かな風土に育まれた食べものや暮らしのあれこれを1日の体験ではなく、暮らしに落とし込んでいきたい、そんな気持ちで日々暮らしています。
あ、もちろん田舎ばんざいではなくしがらみとかはありますよ。
(移住者は比較的ないけど)
日本のアドバンテージである豊かな自然
「生物多様性ホットスポット」という言葉をご存知でしょうか?
地球規模での生物多様性が高いにも関わらず、破壊の危機に瀕している地域のことを指し、世界的な環境保全団体、Conservation International(CI)によって選定されています。
ちなみに生物多様性が豊かであるということは簡単に言うと、生きものの種類が多いこと、その生き物の遺伝子が多様であること、いろんな環境、例えばため池や湿地、干潟など様々な生きものが暮らせる場所があることを意味します。
そして、日本はこのホットスポットに登録されており、世界的にも自然が豊かな場所である事を認められているんです(危機に瀕してますが・・・)。
四季に恵まれた自然豊かな場所だからこそ、育まれてきた文化や暮らしの営みがある。
そして地方には、まだかろうじてその営みが今も残っている。
その営みを継承しながら、新たな暮らしをじっくりとつくっていけたらなあと考えています。
親として子どもにできること
グローバル化やAI(人工知能)の進化によって、仕事環境が厳しくなっていく中で、子どもたちは今後ますます生きる力が必要とされるでしょう。
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」キャシー・デビッドソン/デューク大学
グローバル化については、自分のルーツである日本のことをトコトン理解し、自分の言葉で伝えられること、そして世界の多様な人々が暮らす彼らのルーツを尊重しながら様々問題の解決方法を共に考えていける人になって欲しい。
そして、欲しいもの、足りないものは身近にあるもので工夫しながら、自ら生み出せる人になって欲しい、そう切に願います。
そんなことを考えるとやっぱり、日本の原風景や暮らしの知恵が今も残り、いろんなものはないけど素材はわんさかある田舎が子育て環境として一番しっくりくるのです。
そんな環境で子育てしながら、上記のブログでも紹介されているように、必要に応じて海外にも足をのばせるといいなあと考えています。
私もまだまだ母2年生。
娘と一緒に学びながら成長していけたらと思います。
長くなってしまったので、このへんで~!