かとう家の小ばなし

移住、しごと、森のようちえん、田舎暮らし、アウトドア

蜂の巣から簡単にできる、蜜蝋の作り方

山梨の友人を訪ねたとき、ご近所の方から蜂の巣を分けていただいたので、蜜蝋作りに挑戦してみました。

 

準備する道具

  • 鍋(食べ物用とは別にした方が良い)
  • 空のペットボトル2本
  • ボール、もしくは一斗缶
  • ガーゼ 2枚

    ※私が使用した道具です。もっと良いやり方もあると思うので、ご自分に合った方法をぜひ見つけてみてください!

①蜂の巣を煮る

この量で、だいたい120gくらい。

f:id:chibo1217:20180908110620j:plain

鍋に移して煮ていきます。

f:id:chibo1217:20180908110625j:plain

どんどん、溶けていきます。

f:id:chibo1217:20180908110631j:plain

蝋の融点は60℃以上。これより温度が上がると蝋が溶け出します。

f:id:chibo1217:20180908110635j:plain

f:id:chibo1217:20180908110643j:plain

f:id:chibo1217:20180908110648j:plain

20分くらい煮たら、今度は濾します。

②蜜蝋の溶けたお湯を濾す。

ちょうど良い容器がなかったので、家にあったコーヒー豆の缶を使いました。

f:id:chibo1217:20180908110653j:plain

ガーゼを被せて、この上に流し込んでいきます。

f:id:chibo1217:20180908110656j:plain

f:id:chibo1217:20180908110721j:plain

黄色いのが蝋で、黒っぽいのは不純物。

f:id:chibo1217:20180908110740j:plain

濾過された後の液体。ボールの周囲にうっすらと、黄色く固まっているのが蜜蝋です。

f:id:chibo1217:20180908110750j:plain

ハンカチに残った蜜蝋。

f:id:chibo1217:20180908110759j:plain

3時間くらい置くと、上澄みの蜜蝋がどんどん固まっていきます。

③上澄みの蝋を集める

f:id:chibo1217:20180908110813j:plain

ペリッととるとこんな感じ。

f:id:chibo1217:20180908111136j:plain

f:id:chibo1217:20180908111131j:plain

裏側には汚れがついているそうなので、ブラシでこすってきれいにしました。

上澄みをとった後、黄色い小さなつぶつぶ(蜜蝋?)が浮いていたので、これも茶こしで回収。

f:id:chibo1217:20180908110904j:plain

f:id:chibo1217:20180908110922j:plain

ペットボトルの口をカットした容器にまとめました。

f:id:chibo1217:20180908110941j:plain

④再度湯せんにかける

まとめた蝋を湯せんにかけて、溶かしていきます。

f:id:chibo1217:20180908110948j:plain

⑤再び濾す

溶けた蝋をペーパーフィルターで濾しました。

f:id:chibo1217:20180908111005j:plain

f:id:chibo1217:20180908111009j:plain

f:id:chibo1217:20180908111015j:plain

が・・・、濾過のスピードが遅くて、冷えた蝋がどんどん固まってきてしまったので、ペーパーフィルターからガーゼに変更。

f:id:chibo1217:20180908111025j:plain

濾過した蜜蝋はこんな感じ。

f:id:chibo1217:20180908111031j:plain

冷えて固まるまで待ちます。

f:id:chibo1217:20180908111038j:plain

f:id:chibo1217:20180908111108j:plain

f:id:chibo1217:20180908111113j:plain

⑥完成!!

f:id:chibo1217:20180908111155j:plain

裏側にはすこーし、点みたいなゴミがついているようだけれど、初めてにしては上出来でしょうか。

f:id:chibo1217:20180908111158j:plain

この蜜蝋にオイルを加えて、蜜蝋クリームもできるようなので、またトライしてみたいと思います!

※注意

鍋やボールに、蝋が結構こびりつきます。鍋を湯せんすると蝋は取れますが、うっかり炊事場のシンクへ流してしまうと、水道管に蝋がくっついてしまい、大変なことになります。

なので、鍋を洗ってその水を流す場所は、十分ご検討ください。

参考書籍(西予市の図書館にあるよ!)