社会は変えられるかもしれないという希望
先日、「選択することを学ぶ」と題して、友人が選挙に関する勉強会を開いてくれました。
講師は座間宮ガレイさん。
メインの勉強会には参加できず、宿泊施設への送迎中や勉強会後のアフタートークでお話しをさせてもらったのですが、その内容がとってもよかったので、忘れないようにまとめておきたいと思います。
北欧の教科書の話
確かスウェーデンだったと思うのですが、社会の教科書に「君が髪を染めて学校に通い続けたら、校則の方が変わる日がくるかもしれません。」と書いてあるのだそうです。
(一言一句は正確に思い出せないけど、趣旨はこんな感じ!)
つまり、社会やルールは変わる可能性がある、ということ教えています。
一方、日本では、ルールは守るもの、破ってはいけないものとして教えられます。
ルールって社会をスムーズに運営していく上で必要だから、という目的で人によってつくられたもの。
だとすると、時代・社会の変化に伴って、ルールも変わっていくべきですよね。
そして、自分たちにフィットする社会とルールをつくっていくことは、私たちが勉強する目的の1つでもあるはずです。
ビジネスの世界でも、日本が欧米諸国を追う立場であることが多いのは、ルールに対する考え方が大きいのかもしれません。
ルールをつくる、ルールを守る、どちらに重点を置くのか。
北欧と日本の教育観の違いがとても印象的でした。
選挙は幸せになるためのツール
別の地域でガレイさんを勉強会によんだお母さんが、送迎の車中で話されていたという言葉が印象的でした。
「私、幸せになりたいんですよ。」
選挙、投票することって、なかなか個人の幸せと直結しているように感じにくいですよね。
理想の言葉が並べられていても、政策をつくって、自分たちの生活が良くなってきたと感じられるまでには時間もかかるし、先送りされることだってある。
でも選挙権って、18歳を超えると無条件に付与される権利なんですよね。
市、県、国といった異なる規模の自治体運営に、自分の意志を表現できるわけです。
選挙って実はシンプルで、候補者がよく分からないから投票しないっていうのは、私は何が幸せか分からないって言っているのと同じように思えてきました。
だからといって、その人が悪いわけではなくて、これまで学ぶ機会がなかったっていうだけ。
私もわからないことがたくさんあるので、選挙前は投票用のアプリにかなり頼っています。(いくつかの質問に対してYes、Noを答えるとあなたの意見に合う候補者・政党を推薦してくれる)
今回みたいに、フラットに意見交換できる場をもっとつくっていけるといいなあ。