かとう家の小ばなし

愛媛県西予市に移住し、地域おこし協力隊として働く旦那とその家族の日常を、嫁ときどき旦那の目線で綴ります。

やめるを決めるリーダーシップ

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最近もやもや考えていたことを、言葉にしてくれている記事を読みました。

 

地方創生、地方創生といって、町を大きく拡大していく人材が求められているかと思いきや、各地域で求められているのは、どこで撤退するかという撤退ラインを引ける人・・・実際そういう人材が必要になってくる。

 

 

地方に暮らしてみて実感するのは、これからますますリーダーシップが大事になってくるということ。

 

どんな「まち」にしていきたいのか?

何を優先させるのか?

誰がやるのか?・・・・

 

その中でも、どこでやめるのか?という「撤退ラインを引ける人」がますます重要になってくると思うのです。

 

それって本当に必要?

例えば、行政単位で何かをやめることは、かなりハードルが高い側面があります。

なぜなら、「やめる」ということは、ある時点では多くの人が賛成して決まっていたことを、否定するところからスタートするからです。

もちろん、ここでの「否定」とは、決めたこと自体を否定するわけではなくて、やってみたけど何か違ったとか、社会的な流れが変わってしまい、このまま続けることが難しくなったと判断することを指します。(誰かを責めるわけではありません。)

 

必要性はわからなくなってきたけれど、かといって今すぐやめる理由もない、できれば波風たてたくない、だったらこのまま続ければいいんじゃないか・・・。

そんな理由で続いている事業も少なくないのではないでしょうか。

 

でも、人口減少が加速し財政体力も衰えている地方では(国としても借金やばいですが)、いずれ、本当に必要な事業以外は進められなくなる日がやってきてしまう可能性が高いですよね。

 

はじめることより難しい、やめること。

以前、こちらの記事でも書きましたが、私たちはサンクコストにはめっぽう弱い。

決め方の学び方と外遊びとか - かとう家の小ばなし

※サンクコストとは、ある事業や行為にすでにかけたお金や労力のうち、どのような意思決定をしても、もう取り返せない費用のこと。

一旦、費用や労力をかけてスタートしたことは、時間の経過とともにどんどんやめにくくなっていくのです。

 

国規模でも、一度動き始めた計画はなかなか止まりません。

 

諸外国が東日本大震災から学び、脱原発に舵を切る一方、被災国であるにも関わらず、日本が原発を止めることができていないことからも、その事実は明らかでしょう。ダム問題もしかり。

 

これまでは経済も人口も拡大することでまちが運営されてきたため、新しいこと挑戦できるリーダーはいるのかもしれません。

しかし、そんな時代の中では育ちにくく、評価もされにくかった撤退を決断できるリーダーを、私たちは育てていかねばばらない時期にきているのではないでしょうか。

 

これからは、やめることを早く決められる自治体が生き残っていくのかもしれません。

 

そんなことを意識しながら活動していきたいと思います!