かとう家の小ばなし

愛媛県西予市に移住し、地域おこし協力隊として働く旦那とその家族の日常を、嫁ときどき旦那の目線で綴ります。

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地域おこしに関わる人や悩める女性に読んで欲しい本|やりたいことがある人は未来食堂に来てください

 

ビジネス書のたぐいはあまり読まないのですが、以前読んだ本がとてもおもしろかったので、「未来食堂」の店主、小林せかいさんの最新刊を読みました。

 

前作についての記事はこちら↓

読んでおもしろかった本(12月)|「ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由」など - かとう家の小ばなし

 

前作に続き、内容がとってもおもしろかったので、まとめてみたいと思います。

 

自分の軸と言葉があるからこそ、伝わる

最近、知り合いにこの企画どう思う?と地域おこし関係の企画を見せてもらったのですが、どれもどこかで見た・聞いた言葉ばかりで自分には全く響いてきませんでした。

その理由をずっと考えていたんですが、本の中に答えを見つけました。

 

その企画書からは考え抜かれた背景・姿勢が、全く伝わってこなかったんです。

本書では、せかいさんが「未来食堂」を立ち上げるために取り組まれたこととして下記のことを紹介されています。

 

常識を疑うために、既存を徹底的に学ぶ

例えば、せかいさんは最寄りの2つの図書館にあるレシピ本は全て読破したそう。既存を徹底的に学ぶことで知識が増え、独創的な<新しいこと>が可能になります。

 

言語化の重要性

自分の頭の中にあるイメージを自分の言葉で話さないと、あなた独自の考え方は伝わらず、”どこかで聞いたことがある言葉”になってしまいます。

 

ライフネット生命・出口さんは、巻末対談でこう指摘します。

ていねいにきちっと順序を踏んで考え抜いていかないと、人の心を打つことはできない

 

視察で見てきたことや、どこかで成功した地域おこしのエッセンスだけ取り入れても、決して心には響かない。

 

・なぜここでやる必要があるのか?

・なぜ他でもないあなたがやるのか?

 

そこまで徹底的に考え抜いたうえで伝えないと、その想いが届かないだけでなく、中途半端な姿勢さえ見透かされてしまうんだということを痛感しました。

 

”変わらない”のは理念。”変わる”のは形態。

今、私たちが取り組んでいるノヤマカンパニーの活動も、今後どのように展開していくか日々夫婦で話し合っています。

 

やりたいことと、地域のニーズと社会的な状況を考慮しながら、議論を積み重ねていく中で、自分たちのやりたいことの”理念”をもっと固めていくのはもちろん大事。

 

一方で、そのやり方、形態については理念から外れなければ、続けていくために変えていくことは自然な流れであり、形態こそが変えていくべきものだということがとても腹落ちしました。

 

自分のアイデンティティは自分が決める

最後に、この本で心底共感した部分を引用してみます。

 

2017年現在、女性は年代関係なく母・妻・仕事(好きなこと)の3つを持っていることを求められる風潮が強いように思います。子どもを産んで少子化解決に貢献し、働いて国に貢献し、家庭でも良き妻となって夫に貢献する・・・。そのような難易度の高いパフォーマンスを求められているように感じるのです。

私が受賞することによって、”母”のカードを手に入れてなくても価値を認めてもらえる、ということに留まらず、「あえて”母”のカードを振りかざさなくても自分らしく生きていける」ということを伝えたかったのです。

 

私もこれまで、同様の違和感を感じていました。 

webなどの記事では同じ境遇の、もしくは自分よりも過酷な状況で頑張っている人の記事が目にとまりやすくもあったりします。

でも、とりわけ”母”という属性については、何をしているか?したか?よりも前に”母”という属性の方が前に出やすいことに違和感を感じていたのです。

 

もちろん、保育園問題など母には厳しい状況が続いている中で、なんとか状況を改善して行こうという世の中の流れもあるとは思います。

でも、せかいさんが話されているように、母じゃなくても、母と語らなくても、誰もが自分らしく生きていけることが大事なんだよなあと改めて思いました。

 

マザーテレサの伝記とスピーチを研究書レベルまで読んでまとめられたスピーチも、とても良かったので、気になる方はぜひ↓

 

日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞しました(受賞スピーチ全文) - 未来食堂日記(飲食店開業日記)

 

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