世界の大切な部分は、目に見えないものでできている
先日、下記の記事を読みました。
この世の中で一番確かで本当のもの、それは大人の目にも子供の目にも見えないのです。
(中略)
でも本当に大切なのは「あるかないか」ではなく、「そこに確かにある」と信じることだと思うのです。
記事の中では、遠藤周作の「沈黙 」や「サンタクロースっているんでしょうか?」という本に触れながら、私たちの周りにある目に見えないものに対する考察が深められています。
愛情、友情、平和、奇跡、宗教?・・・・。
そう、私たちの世界の大切な部分は目に見えないものからできています。
アンパンマンも、愛と勇気が大事だと歌い、弱いものを守るために、バイキンマンへ立ち向かったり、お腹が空いた誰かへ自分の顔を分け与えたりしています。
また年を重ねてくると、プレゼントとしてもらうもの自体よりも、この人にはこれがいいんじゃないかなぁと考えてくれる時間も、同じくらいありがたい贈り物だなあということに気づいたりもします。
でも、そんな見えないものの大切さを思う・感じる心って、どうやって育てていけばいいんでしょうか。
これまでの日々を振り返っても、これは大人になったからといって必ずしも身につくものではなく、一生を通じて育てていくものだなあと改めて感じてしまいます。
心っていうより、姿勢なんでしょうか。
もしくは、目に見えないものに救われたり、触れたりした心のかよう経験からでしか育てられないのかもしれません。
そして目に見えないけど信じることで存在するものと同じくらい、数十年先の見えない未来の暮らしに想いを馳せながら今生きることも大事だと考えています。
家の周りにぽこぽこと出現するソーラーパネルを見たり、こんなに太陽光発電が活発になっても止まらない原発のこととか考えると、そんな見えない何かに対する創造力や心を働かせながら生きていくことの大切さにもう一度目を向ける必要があるんじゃないかと思う今日このごろです。
さいごに
GW中、Amazonビデオで、フランスの教育優先地区(ZEP)で哲学の授業を取り入れている幼稚園のドキュメンタリーを観ました。
【予告編】
「自由とは?」
「愛とは?」
「豊かさとは?」
「リーダーとは?」
「死とは?」・・・・
大人でも難しい問いに、自分の考えを自分の言葉で表現しようとする子どもたちの姿がとても印象的で、大人が考えている以上にいろんなことを分かってるんだなあ、ということを改めて思い知らされました。
「目に見えないけど、大切なものは?」というテーマで、いつかこういった機会をもってみたいなあと密かに考えています。