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かとう家の小ばなし

愛媛県西予市に移住し、地域おこし協力隊として働く旦那とその家族の日常を、嫁ときどき旦那の目線で綴ります。

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リスクを取り去った先に残るもの

森のようちえん THINKING CHILD

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ご無沙汰しています、ヨメです。

すっかり間があいてしまいました〜。

先日、夫と進めているノヤマカンパニーの活動で「森のようちえん」の勉強会を開催したり、引き続き毎週火曜日におさんぽ会を開催したりとばたばたと過ごしていました。

 

その勉強会で実施したアンケートや、保育園に子どもを預けている友人とのおしゃべりの中で、「リスク」に対する考え方についてとても考えさせられたので、書き記しておきたいと思います。

 

未就学児の教育現場におけるリスクに対する考え方

勉強会で実施したアンケートには、「本当は子どもたちに外遊びをさせたいのだけど、行政側からの指導が厳しくてなかなか難しい」と言った声が綴られていました。

 

友人が子供を通わせている保育園では、風邪などのウイルス性の病気がはやりやすいこの時期は、水たまりなども危険だから(?)水たまりの水を吸い取るようにとか、園庭になっている金柑を食べる場合は、給食室できちんと洗って食べるようになどの指導があったそうです。

 

私たちはこういったリスクをとことん排除して行く動きに対して、大きな違和感を抱いています。こうした指導の背景には、「子供をできるだけリスクから遠ざけ、大人たちにとって安心な教育環境の中で育てたい」といった考えがあるように思えてならないからです。

リスクを排除し、制限をふやしていくと、子どもにとって窮屈な環境が生まれます。そうした環境で育てられる子どもたちは幸せでしょうか?

リスクへの対応力というものは、リスクが存在する環境で過ごすことで、身につくものではないのでしょうか?

 

大事なのはリスクとうまくつき合っていくこと

少し前に読んだ、産婦人科医の漫画でドラマ化もされた「コウノドリ」の中で、次のようなシーンがとても印象に残っています。

開業しているベテラン助産師さんが、ある病院に勤務している助産師さんに声をかける場面。

 

病院勤務の助産師さんは、新しい命と向き合う時、「いつも不安と隣り合わせです」という主旨のことを話すのですが、ベテラン助産師さんは「あなた、いい助産師になるわよ。」と声をかけます。

 

理由は、「常に不安を抱え、ちゃんと向き合っているから」。

経験が増えるとともに自信もついていくだろうけど、それで慢心せずに常にリスクを意識すること、それがプロとして仕事をしていく上でとても大事なんじゃないかなと私自身は考えています。

 

結局、リスクを完全に取り去ることは難しい。

だからこそ、どうしたらリスクと許容できる範囲でうまくつき合っていくことができるかということにこそ、知恵を絞っていくべきだと思うのです。

 

毎週開催しているおさんぽ会の運営でも、「見守る」ということに対していろいろ不安で忍耐を要求される場面もあります。ですが、リスクがある環境でこそ学べるものがあると信じ、安全管理のポイントは押さえながら、様々な体験の機会を提供していけるように頑張りたいと思います。

 

 

 

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