かとう家の小ばなし

愛媛県西予市に移住し、地域おこし協力隊として働く旦那とその家族の日常を、嫁ときどき旦那の目線で綴ります。

【読書めも】誰もが暮らしやすい社会って?を考えさせられた本

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                   (photo by  Miyuki Shimizu)

 

ヨメです。

ダンナが研修で不在のため、長期で実家に帰省しています。

おかげで、ここぞとばかりに読書!早速2冊の本をご紹介したいと思います。

 

世界一子どもを育てやすい国にしよう

 

「安心して子育てができる社会にするには何が必要か?」をテーマに、子育て世代を応援する会社の代表を務めるお2人(年の差30歳!)が、社会のしくみから働き方まで網羅的に語り合った1冊。

 

数字・ファクト・ロジックに基づいて、両氏の経験を交えながら展開される議論はキレッキレッでもおもしろい。それは、きっとお2人が実際に事業を起こして経験してきた体験に基づいているから。だからこそ、説得力もある。

日本がいかに世界的に見て遅れた国であるかを数字で示し、現在の日本人の意識は、過去20〜30年の社会の「常識」を単に反映しているだけですぎないとばっさり。

 

気になったファクト↓↓

・日本のジェンダーギャップ指数(男女平等指数、男女格差報告)は世界145カ国中、101位

GDPに占める政府の家族関係支出は日本では1%あまりだが、フランスは3%弱、イギリスでは4%弱。

世襲議員のウエイトが10%を超えている国は世界に2カ国しかない。1位が日本でダントツ(30〜40%)、次はフィリピン。

 

一番印象に残ったフレーズ。

「日本の新聞をいくら読んでも、小学校の先生が足りないから、教室が足りないからと、小学生を待機させたケースはひとつもない。義務教育ならできるのに、なぜ保育園はできないのか?」(出口さん)

 

義務教育にできて、保育園にできないことはなく、本当に政府のやる気次第だと思う。

でもそう簡単には変わらない。変えられる・変えてくれるのはどこかの誰かではなくて、私たち1人1人の声(今はSNSなどインターネットが使える)・投票行動以外にはないんですよね。

 

「子育てする人も、そうでない人も、ひとりでも多くの人が幸せに暮らせる社会づくり」に必要な知識、具体的なアクションが詰まった本です。

 

生きづらいと思ったら親子で発達障害でした

 

知り合いのお子さんが、発達障害と診断されたとの報告を受けたことがきっかけで読みました。最近よく耳にするものの、「発達障害」が実際にどういうものなのかという知識をほとんど持ち合わせていなかったんです。

 

特に印象に残ったことが2つ。

自治体によって支援体制が違う

著者のモンズさんは次男の妊娠が分かった後、ダンナさんが単身赴任なこともあり、実家へ身を寄せられています。引越先の自治体での支援についていろいろ調べる中で、引越先の地方部では都市ほど支援体制が手厚くない現状に直面します。

 

また、通っていた支援組織に空きが無くなった際には、長男の状況・状態ではなく通所歴が一番長いことから、突然卒業をいい渡されてしまうこともあったようです。

 

こうした本当に困っている人へのサポート体制を行政と民間でどう補っていくのかは、すます重要になってくると思います。そして、困っている人がその人の課題へちゃんと向き合える体制を整えることは、本当に大切なんだということを再認識しました。

 

モンズさん、本当にすごい。私なら心折れてる・・ぽっきり。

 

受け入れることからはじまる

モンズさんがお子さんのために実践していたことが印象的でした。

癇癪をおこしやすい子どもをまず受け入れる。そして安心させてあげる。その上で、これからのことについて提案してあげる。

受け入れてもらえることで安心して、その子自身を出せるようになって、少しずつコミュニケーションをとることができるようになる。

受け入れること。そして居場所って大事。

コミックのため、その時々の心情や様子がよりリアルに伝わってきました。

 

これからの自分たちの活動にも役立てていきたいと思います!