かとう家の小ばなし

移住、しごと、森のようちえん、田舎暮らし、アウトドア

暮らしも仕事も大事。そして、「今」が大事。

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                     (photo by  Miyuki Shimizu)

ヨメです。

少し前の夏休み。

山口の実家に帰省する道中、ダンナといろんなことを振り返っておりました。

愛媛に移住して、はや1年と6ヶ月。

大変なこともありますが、おかげさまで、毎日やることがない!なんて困った日は1日もなく、充実した日々をおくっています。

 

移住によって、ダンナは都会の正規職員から地方の任期付職員(地域おこし協力隊)に変わりました。

その分、身分は不安定になり、収入は半減とは言わないまでもかなり減ったのですが、自分たちが自由に使える時間は格段に増えました。

今日は、自分たちはそんな選択に心から納得し、満足しているなあというお話です。

 

収入は減ったけど、貴重な時間が増えた

ダンナが正職員で働いていた頃、定時は18時だったのですが、定時にあがることはまずなく、19時に帰ってきたら奇跡!20時に帰ってきたらまあいい方、という状況でした。

 

大体は21時以降の帰宅だったし、日付が変わることもしばしば。そして次の日は始発(5時台)に乗って出勤して行くという日も多かった・・・。

土日にもかなり仕事をしていたので、ほとんど家にいませんでした。

 

当時は、もうすぐこんな生活も終わる!と思って乗り越えられましたが、この生活が続くのは相当厳しいなあ・・・と6ヶ月の娘をだっこしながら考えていたものです。

 

前の職場の理念にはとても共感していて(私も同じ職場だったし)、やりがいをもって働くダンナを応援してはいたのですが、やはり子育てにおいてパートナーからの協力がほとんど得られないという状況は、なかなかストレスフルでした。

 

愛媛に移住してからは、日によりますがだいたい19時くらいには帰ってくることができています。

結局は、今後の自分たちの活動に必要なことを家で2人、あーだこーだ考えながらやっているためばたばたはしているのですが、自分たちのやりたいことに時間を使えているのでとても充実しています。

 

中でも、今まさにわが家の一番の成長株である娘の「今」の時間を大切に、一緒に子育てできることが嬉しいのです。私の方は、ダンナが早く帰ってくることで、仕事や家事がはかどるため、とても助かっています。

柔軟な働き方ができると、家族としての生産性はぐんと上がるんですよね。

 

しっくりくる働き方って?

ちょっと前に、FB上で数人がシェアしていたこちらの記事。


ずいぶん前から、日本の労働生産性の低さ(G7でも最低)は指摘されていますが、なかなか改善されていません。

 

個人的には、ママや介護が必要な家族をサポートされている方など、働く上で時間の制約が多い人たちが活躍できるような社会、つまり、長時間労働ができない状況の人たちが活躍できる社会になれば、このような状況は改善されていくのではないかと考えています。

 

でも、社会のしくみが変わるにはまだまだ時間がかかりそう。(ほんとは政府のやる気一つだと思っているけど)

もし、自分の働き方に対して疑問を持っているのならば、一度働き方を見直してみてはどうでしょうか。

地方移住万歳とは考えていないのですが、地方の方が生活コストが低いことから、そもそも生活に必要な収入は都市部に比べて圧倒的に少なくてすみます。

例えばわが家(大人2人・2歳児1人)だと、家賃もリーズナブルなことから、月10万円もあれば慎ましくも暮らしていけるんです。

仕事と暮らしのバランスを見直した時、違和感を覚えるのであれば、暮らす場所(環境)を変えるというのも1つの選択肢だと思います。

 

おわりに

年を重ねるごとに、「時間」の大切さを感じるようになりました。

特に今は自分自身が子育てをしていて、仕事との両立を考えながら毎日試行錯誤、工夫しながら日々を過ごしているのでなおさらです。 

 

個人的には、都市での暮らしが好きな人は都市に暮らし続ければいいと思っています。

その選択肢は海外だっていい。

でも一方で、なんかしっくりこない、いつかは地元・地方で暮らしたいと考えている人にはできることなら、いつかではなく「今」を大切にしてほしいと思う今日この頃です。

 

おまけ

ちょっと話しはそれますが、どんな働き方・生き方を選ぶのか?については、下記のブログでチェコさんも言及しているように、その人が社会を信じる人なのか?大衆を信じる人なのか?によって違ってくるんだろうなあと考えています。

個人的に、しばらくは意識的にど真ん中の立ち位置で生きたいなあと考えています。

この辺についても、また深掘って書いていければ〜!

ではでは。