かとう家の小ばなし

移住、しごと、森のようちえん、田舎暮らし、アウトドア

移住先進地へ移住することが必ずしも正解にならない、自分たちにあった場所を選んで暮らすことが大事。

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どうも、ヨメです。

移住して新しく出会った人とよくあるやりとり。

どこから来たの?→さいたまです。

出身は?→旦那が愛媛の今治で、私は山口県です。

と答えると決まって、「なんで西予にきたの?」と聞かれます。

確かに、気になりますよね・・・。実家が近いわけでもないのに、なぜ?って。きっと私が逆の立場でも同じような質問をするでしょう。

今回はそんな会話への回答や、移住場所を決めた私たちの考え方に関するお話です。

とにかく自然が豊かなところへ!

これは譲れない条件でした。

とはいえサンゴ礁があったり(西予にもありますが)、世界遺産級の森があったりというのを求めていたわけではありません。コウノトリやツルがやってきたり、海水浴できるきれいな海があったり、魚とりできる川があったり。

そんな、身近に豊かな自然がある場所を求めていました。

我が家にとっては近くにショッピングモールがあるよりも、ツルやコウノトリが近所に来るかもしれないことのほうが重要なのです。

 

DIY精神にあふれる人たちがいた!

風力発電に異を唱えて活動し、最終的には市議選に立候補予定のファーマー、楽しい音楽イベントを企画してくれる友人etc。

日々の暮らしを充実したものにするため、自主的に活動している人がたくさんいます。

自分たちの暮らしに足りない何かを行政をはじめとした誰かに求めるのではなくて、自分たちのできる範囲で少しずつ積み上げていく同世代の人の姿を見て、ここで暮らしたら楽しい生活が送れるだろうなあと思いました。

私たちにとって大きな決め手になったのはこの2つ。

では、他の選択肢はなかったのか?実は少しだけ迷いました。

実家(もしくは実家近く)がいいんじゃないの!?

私の実家には畑も元田んぼも、山も家もあります。

おまけに子育ても両親が手伝ってくれる。そんな理想的な環境だったのですが、その当時は四国に関するイベントで出会った友人と活動する機会が多く、彼らと一緒に何かできると面白いだろうなあと感じていたので、結局は実家近くを選びませんでした。

ただ、今後両親も歳をとってくることや、気軽に帰れる距離がいいよねということで、双方の実家に遠くない場所にしようという意見は旦那と一致していました。

その点について、今暮らしている西予は旦那の実家まで車で1時間半、私の実家まではフェリーと車で6時間(遠っ!でも料金は以前の半額以下)で帰れるので、そこまで不便は感じていません。

移住先進地について

徳島県の神山町、島根の海士町、高知の嶺北地域etc・・・。

移住がブームとなっている昨今、よく目にする地域の名前だと思います。

きっと移住先進地へ移住した方が、空き家を見つけやすかったり、移住者へのサポート・フォローが手厚かったりするのかもしれません。

でも、誤解を恐れずに言えば、ある程度移住のインフラができあがりつつあるところに移住するよりも、ほとんど手つかずのところに移住する方が、その場所の魅力を自分たちで発見できるような気がして、そんな宝探し的な暮らしをおくる方がおもしろそうだと思ったんです。そう思えたのは、面白いことを一緒にできそうな人たちに出会えたことが大きいと思います。

なので、結局移住先進地といわれるところには一度も行っておらず・・・西粟倉村くらいですかね。

さいごに

ここ数年ブームとなっている移住ですが、移住先進地となりそのインフラがあるかどうかももちろん重要な一方、そこが自分にあっているかどうかを見極めることが一番大切なのではないかと思います。

 

私たちも西予に移住してきてもう少しで1年。

いろんな人に助けられながら過ごす充実した日々を、引き続き綴っていきたいと思います~。