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かとう家の小ばなし

愛媛県西予市に移住し、地域おこし協力隊として働く旦那とその家族の日常を、嫁ときどき旦那の目線で綴ります。

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移住した理由は、「楽しそうだったから」と言いたい。

 

1冊の本を読んだ。

こちらのブログで紹介されていてとっても面白そうだったので、読んでみた。

 

 

本に出てくるのは、パリで暮らす10人の日本人。

登場人物は画家、国連職員、マンガ喫茶を開いた起業家、ヨーヨーアーティスト、鍼灸師とさまざま。そんな彼・彼女たちに寄り添い、パリにやってきた経緯やパリでの日々、根底に流れる考え方など、今の彼らをつくっている要素が丁寧に描かれている。

 

あまりに丁寧に描かれているから、まるで登場人物の人生を疑似体験しているような感覚になる。

 

中でも印象に残ったのは、鍼灸師のセンセイがまず南仏に渡った理由。

 

「それはね、南仏で楽しく暮らしてみたかったってことかな。」

 

著者も言うように、いい大人になって「楽しい生活をしたい」なんて日本で言ったら眉をひそめられてしまいそう。でも、著者も私も楽しく生きたいと本当は思っている。でも恥ずかしいから、目標とかついそれっぽい理由を語ってしまう。

 

私たちが移住を決めた理由もそうだ。

移住した方が楽しそうだったから。

もちろん、もっと生産現場の近くで暮らしたい!とか、環境保全の分野での経験を実際のフィールドで活かしたい!とか、探せばいくらでもある。自分たちが楽しいと感じる要素を分解していけばいろいろ出てくるけど、理由はいたってシンプルなものだ。

 

この街(パリ)には、「あるべき姿」がない。

 

と著者は言う。だから「楽しく暮らす」ということにそれらしい理由をつけて語る必要もないのだ。私なんかはつい、自分に自信がなくてそれっぽく話してしまうから、胸をはってそう言えるようになりたい。

 

この本に登場する人々は、自分なりのやり方で動いて、今の自分を見いだしてきた人たち。だから、とっても潔くて人間味に溢れている。

 

人は本当にどう生きることもできる。

 

そう思える要素がいっぱい詰まっている本。

家族もでき、母にもなったけど、責任はもちつつも自由に生きることは忘れずにいよう。

 

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