かとう家の小ばなし

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空家の暖房対策について考える〜薪?石油?それともペレットスーブ?〜

 

空家へ移ることが決まり、会話のほとんどがDIYに占められているわが家。

そんな中でも最大の関心事は、暖房対策です。

 

入居予定の空家は昭和22年に建てられた物件。御歳、68歳(年)です。 

とはいえ、これまでに手を入れられている箇所もあるので、現状でもじゅうぶん住めるのですが、やはり冬は寒そうです。床からもかなりの冷気が入ってくるので、家の断熱度合いはかなり低いと思われます。

今暮らしている新築のアパートは、暖房をつけていなくても家に入るだけで暖かいので、そのギャップにどう対応するかが課題です。

 

移り住むのは2月末の予定で、暖房対策としては薪ストーブ・石油ストーブ・ペレットストーブを検討しています。いろいろ調べてみたところ、各ストーブの特徴は下記のような感じです。

 

薪ストーブ

 

・鉄・ステンレス・鋳物などの材質がある。鉄・ステンレスは暖まりやすく、冷めやすい。一方、鋳物は暖まりにくく、冷めにくい。鋳物の方が本格的で高価。安いものは1万円台からあり、数十万する高価なものもある(主に海外製)。

 

・本体価格より、煙突工事費が高い。また、既存の建物に追加で設置する場合よりも新築時に設置する方が工事費は安くすむ。

 

・自分の山をもっていないと、薪を入手するコストが高い。山をもっていても、薪集めや薪割りなどの労働が必須。

 

・壁や天井から約1m程度離すなどの対応が必要。

 

DIYで煙突を設置して工事費を圧縮することも可能だが、火災の心配があるため不安。

 

・料理などにも使える。

 

石油ストーブ

 

・1万円台から入手可能で、ホームセンターでもおなじみ。

 

・料理などにも使える。

 

・今は安いからいいけど、石油価格は変動するので将来的に不安。

 

化石燃料に依存することへの心理的なひっかかりあり。

 

ペレットストーブ

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※出典:商品のご案内|ペレットストーブ西予|愛媛|ペレットストーブ|薪ストーブ|

ペレットストーブは設置料込みで25万〜30万円するが、市の補助を受けることができる。

 

・すぐ暖まる。

 

・燃料のペレットも、補助事業が続く限りは半額で入手可能。

 

・市内の業者がペレットを製造しているため、地元にお金を落とすことができる。

 

・石油と比較して価格的に少しお得。

 

・料理には使えない。

 

自分たちが購入を検討している機種を整理すると、こんなかんじ。

 

 薪ストーブ対流型
石油ストーブ
ペレット
ストーブ
商品名 ホンマ 黒耐熱窓付
時計型薪ストーブ
corona 対流型石油ストーブ エンバイロ
ペレットmini-A
本体価格 ¥15,500 ¥15,750 ¥295,000
※キャンペーン価格
設置工事費 ¥25,000
(煙突、炉台など材料費、設置は自前)
¥0 上記に含まれる
暖房の目安(木造) 20〜30畳 13畳まで 6〜14畳
燃料価格 ¥0〜800/束(8〜10kg) ¥67/L ¥40/kg
※市の補助でさらに半額に
熱量 4.19kW 5.14kW 2.9〜7.0kW
環境性 ×
地域への貢献度 ×
料理 ×

 

いろいろ検討した結果、 今のところ、石油ストーブでいこうかと考えています。

薪ストーブを使うならできるだけ西予の山で薪を調達したいけど、今は仕事づくりに時間をかけるべき段階で、薪の入手に時間をかけられない状況。

また、ペレットストーブは料理には使えないことと、できればいずれ薪ストーブを導入したいから、一時的な熱源として導入する価格としては経済的な負担が大きいことから、導入を迷っています。

 

薪ストーブや石油ストーブはホームセンターにもおいていますが、ペレットストーブは見たことがありません。西予にはペレットストーブを取り扱っている会社があり、せっかくの機会なので週末に訪ねてみたいと思います!