かとう家の小ばなし

愛媛県西予市に移住し、地域おこし協力隊として働く旦那とその家族の日常を、嫁ときどき旦那の目線で綴ります。

森のようちえん「まるたんぼうさん」の視察に行ってきました!

 

夫の視察に便乗し、「森のようちえん まるたんぼう」の見学に行ってきました!

 

森のようちえんとは、野外での体験活動を軸とした保育・幼児教育活動の総称。
大きな特徴は、自然の中で過ごすことを重視する点と、こどもの自主性を尊重し
「見守る保育」を徹底して行うことでしょうか。
 

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自分たちもこんな風に子どもを育てたいという想いと、夫婦ともに前職(環境系)での経験が活かせそうなことから、今後の自立に向けた事業の1つとして検討しています。

まるたんぼうがあるのは鳥取県智頭町。
面積の約9割が森で、人口約8,000人の小さな町です。
 
朝の集合後、バス2台で森の入口へ向かい、そこからお散歩しながら目的地を目指します。私たちも森での1日をご一緒させてもらったのですが、大きな学びが3つありました。
 
1.大人の存在感が圧倒的に薄い(でもとても観察している)
子どもが主体なので、大人がああしよう、こうしようということはないです。
けんかしてもおもらししちゃったりしても、基本、本人もしくは友達と解決するのを見守ります。大人が出ていかないといけない場面があっても、私ならこう思うなとか、基本、本人に気づいてもらうことを尊重した対応。
 

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2.子どもたちの自由を尊重する≠社会性が身に付かない
 
子どもたちを自由にさせると、個々の興味に沿って活動するから社会性が身に付かないんじゃないの?と指摘されることもあるようです。
しかし、子ども1人では登るのが難しい斜面を協力して登るなど、大人がサポートしないことによって、どうしたらできるかを子どもたち自身が考えて対応する場面を多く観察することができました。
 

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3.小学校にあがってからよりいっそう通わせてよかったと思う
 
お迎えの時間中、まるたんぼうにお子さんを通わせるお母さんたちと
お話できる時間がありました。
その中で、「通わせていたときよりも、小学校にあがった今の方が通わせて良かったと思うんですよ。」というお母さんの言葉が印象的でした。
最近「教育の経済学」という本を読んだのですが、その本の内容と(海外の事例ですが)
シンクロする部分があったので驚きました。

本には、手厚い就学前教育を提供した場合(本に詳細があります)、そういった教育を受けていない子との学力の差は8歳前後でなくなる一方、「忍耐力がある」、「社会性がある」、「意欲的である」といったいわゆる「生きる力」といわれるものはその後の人生に大きな影響を与えたことが報告されていたのです。
お母さんに詳しく質問はしませんでしたが、おそらくこの「生きる力」の部分で
得るものが大きかったんだろうなという様子でした。
 
 
視察を通して感じたのは、「人が成長する」ということについて、大人も子どもも基本的なプロセスは同じで、信じて任せて見守ることが大事なんだということ。
その中でも、特に自分から気づいて理解するというのが大事。
(だから保育者の出ていくタイミング、声のかけ方がとても重要)
自分のこととして理解し、気づかないと他人のアドバイスを聞き入れられないのは大人も一緒ですよね。
 
少子高齢化グローバル化などなど社会環境が変化している中、より生きる力というものが重要になり、時代にあった教育環境が必要になってきているように思います。
 
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」
キャシー・デビッドソン/デューク大学
 
そんな時代を生きる子どもたちに、生き抜く力を身につけてもらえるような環境を仲間を見つけながら、少しずつつくっていけるといいなと考えています。
 
まずはフィールド探しからスタートして、土日のイベント的なかたちで来年から少しずつやっていく予定です。
 
興味がある方は是非、お声かけ下さーい^^