【小豆島へ!】おいしいお魚よるごはん「なぎさ」とこれからの生き方・あり方について考えた
小豆島の旅におつきあい頂いているあやぽんとはじめて会ったのは、
3年前の小布施若者会議がきっかけ。
小布施若者会議をざっくり説明すると、35歳以下であることを条件に
全国から集められた100名以上の若者が、2泊3日の間に
これからの日本の未来について考えようというイベントです。
6人程度のチームに分かれて町内の農家さんや、
ワイナリーをはじめいろんな場所を巡り、そこで暮らし、なりわいを営む人と
交流後、小布施からスタートできそうなことをチーム内で議論して
提案するというイベントでした。
あやぽんとは、その会議の際には会えなかったのですが、スピンオフ企画で
会うことができ、お互い農学部出身なことからも意気投合し、地域系のイベントに
一緒に行ったりしてきました。
今後の生き方を模索する中で、彼女は大学卒業後、7年程度?勤務していた
ベーグル屋さん(ベーグル&ベーグル)を退職し、同じく小布施若者会議で
出会ったポンさん(四国食べる通信編集長)がスタートした小豆島の
ぽんカフェ事業の立ち上げに関わっていました。
もともと1年のサポートという契約の中で、彼女は3月にぽんカフェでの勤務を終え、
今は島のレストランでアルバイトをしながら暮らしています。そんな彼女が
12月中に小豆島を離れて故郷の栃木・宇都宮へ戻るということで、われわれは
小豆島へ会いにやって来たのでした!
やぎの親子に癒されたあとは、そんなあやぽんと一緒にぽんカフェの
立ち上げに関わっていた、ちほさんのお宅にお邪魔しました〜。
ちほさんは、3年前に小豆島へ移住された先輩女子。
震災が起きた年にご結婚され、しばらくは東京で暮らす予定だったそうなのですが、
震災を機に地方移住を考えはじめ、いろんな場所を旦那さんと回って
いたそうです。その中で小豆島に縁があって移住を決めたのだけど、
なかなか空家が見つからず、移住さえ諦めかけていたところ、
数回目の滞在でやっと現在暮らす家の情報が入ってきたんだとのこと。
小豆島は特に移住者に人気らしく、情報が出てくるとすぐに埋まってしまうんだそう。
そして、ちほさんのつくる料理は本当に美味しいんですよ!と
車での移動中あやぽんからたくさん話を聞いていました。
ちほさんはぽんカフェ卒業後、島内にある森國ベーカリーに勤務されています。
森國酒造ベーカリー MORIKUNI BAKERY - 森國酒造 小豆島で唯一の酒蔵
あげぱんを頂いたのですが、とってもおいしかった!
ちほさんは、自家製天然酵母パンで有名な鳥取県智頭町にあるパン屋さん
タルマーリーで研修を受けられた腕の持ち主。
当時のポンカフェでは、ちほさんてづくりのパンや、あやぽんのおやつ、
真砂喜之助製麺所のそうめん料理を楽しむことができました。
Facebookの投稿でカフェの様子を目にするたびに、2人の手づくりの
料理やお店の雰囲気が伝わってきて、ぜひとも訪れたいなあと思っていたのです。
2人とともにのんびりお茶をしながら話していると、そのカフェの様子を
感じることができて何とも満たされた気持ちになります。
やっぱり「場」って、そこに関わる人の全てがにじみでますよね。
目の前の人・食材に向き合い、丁寧なしごとをしている2人に
これからの自分のあり方とか姿勢を思い返すとても良い機会をもらいました。
2人とのティータイムを楽しんだあとは、あやぽんおすすめの料理屋さん
なぎさへ!
この昭和をにおわせる外観と名前にしびれます。
店内には魚を中心としたメニューがずらり。
お店のご主人がは魚を仕入れる資格をお持ちのようで、魚料料理が特に
おすすめなんだそう。
注文は自分たちで、記入していくタイプです。
注文を書いてくれるあやぽん。
お通しのレベルが高すぎる!
売り切れてしまうこともあるらしいので、あやぽんが予約してくれていた
お刺身の盛り合わせ。
旬のお魚はめっちゃ新鮮で、どれも美味しい!!
たこの唐揚げも美味しかった!!
他にも、サラダやぞうすい、どれも美味しく頂きました〜。
あやぽんとの話も充実していました。
彼女はこれから地元に戻って、栄養士になるために学校に通う予定。
地域にある素材を使ってその地域ならではの料理をつくったり、味噌造りなど、
食にまつわる営みを体験として伝えていけないかと、考えているようです。
きっと小豆島や地元で、素材や食の豊かさだけでなくそれを利用する
豊かな技にも触れたのが大きかったんでしょう。
そういった取り組みをまずは、地域の保育園とか実践できそうな規模で
やっていけないかと。
いろいろ考えていったら、「教育」にいきついたんですよね、と話してくれました。
いつか一緒に活動できるといいなあ。
まずは、目に見える範囲の人を幸せにしていきたいんですよね。と、あやぽん。
全ての基本はそこで、根っことして忘れたくないこと。
やっぱり旅に出て、会いにきてよかったなあと心の底から思う夜でした。
なぎさ
住所:香川県小豆島郡土庄町甲2155-6
TEL:0879-62-4637
定休日:月曜日