かとう家の小ばなし

移住、しごと、森のようちえん、田舎暮らし、アウトドア

しくみを変える?替える?働くママについて考えていること。

 

娘が11ヶ月になった7月頃から、少しずつweb制作の仕事を再開しました。

それからずっと、どのように働きながら子育てをしていくか、模索し続けています。

今日はそんな私が、働く母さんについて考えていることを整理してみました。

 

働くかあさん、私の場合

仕事を再開したとはいえ、基本、娘を自宅で見ながらの仕事なので、作業できる

時間はやはり昼寝・就寝以降の時間帯に限られます。

1日3〜4時間位でしょうか?

 

幸い現在は、仕事を受けるか受けないかを自分で判断する事ができるので、

作業ボリュームが多い場合は夫に早く帰宅してもらい、娘の面倒を見てもらうか、

保育園の一時保育に預けることで乗り切っています。

 

そもそも環境NGOの職員だった私が、全く縁のないwebの仕事をしよう!と

思い立ったのは、そのうち山口の実家近くに戻りたいので場所に縛られない仕事を

したいと考えたから。アウトドア的な仕事から、インドア的な仕事を好きに

なれるのか?とも思いましたが、結果的には自分に合っていました。

 

また、結果さえ出せばいいとの方針で、転職先のweb制作会社で妊婦だった時には、

勤務時間もいろいろ考慮してもらえ、妊娠9ヶ月から出産約20日前まで在宅勤務

することができました。(とはいえベンチャーだったから、夜中まで働いていたし、

最終的に人が増えすぎて席が無いから在宅で勤務してくださいとお願いされたから

なんですが・・・)

 

私の出会った会社で働くママ

出産するまでに働くママがいる2社で勤務させてもらいましたが、

子どもの送り迎えや、急な体調不良などへの対応でとても大変そうで

すごく周囲に気を使っていました。皆さんとても素敵な女性だったし、

子どもがいるってとても大変そうだけど楽しそうだなあと感じていました。

ただ、2社ともベンチャーだったこともありますが、私には周囲にめちゃめちゃ

気を使いながら満足できるアウトプットを出すことはできないし、

そこまでして働きたくない、と思ってしまったことも事実でした。

(勿論、会社によって状況は全然違うと思います。)

 

働くママと保育園

また、同じ時期(9月)に出産した多くのママは、4月の入園時期を逃すと

子どもを保育園に預けるのが難しくなると理由で、1年の育休を途中で切り上げて

職場へ復帰していきました。

(0歳児で入園できると、そのまま0歳児以降も継続して預かってもらえるので、

1歳児で入園しようとするとものすごくハードルが高かったりします。)

子どもが自分で立てるようになるまでは、自分で見たかったんだけどなぁって

言う友達もいたし、やっぱりずーっと一緒にいるよりも働いていた方がちゃんと

子どもと向き合えるっていう友達もいて人それぞれでした。

 

 

女性の社会進出をサポート!と言われる昨今ですが、結局その状況状況で

勿論努力は必要だけど、働きながらどう子どもを育てていきたいかを自分自身で

選んでいける状況が社会のしくみとしてあることが重要なんだと思います。

 

1人目の時と2人目のときも違う、両親の健康状態も変化し、夫の仕事の状況も変わる。

その変化を女性の働き方だけで吸収するのではなく、みんなで子どもを育てていこう

という社会制度・体制・心もちがあれば・・・。

 

私自身は、現在の都市での育児の状況を変えるという選択はせず、

地方移住という生き方を選び、育児に関しては状況を替えるという道を選びました。

やっぱり田舎の方が保育所に空きがあって子どもを預けやすいです。

送迎に車が必要な場合が多いけど・・・。

 

しくみを変える人と、替える人、双方の力で子どもを育てやすい社会になればいいなと

地方で根をはって暮らしながら、考えています。