かとう家の小ばなし

移住、しごと、森のようちえん、田舎暮らし、アウトドア

両立と自立のあいだ

 

今日は旦那の仕事について嫁目線で考えてみました。

 
旦那は地域おこし協力隊・ジオパーク担当として働いています。
地域おこし協力隊には、特に決められたミッションがなく、課題を自分で見つけて取り組むフリーミッション型と、ある程度活動内容が絞られているミッション型の2種類があり、旦那はミッション型になります。
 
ただし、ミッションとはいえど、ミッションに対する拘束力は自治体によってかなり異なるようです。
 
また、西予市は11年前に5市町村(明浜・宇和・三瓶・野村・城川)が合併してできた市で、他の協力隊員は活動範囲が配属先の旧市町村がメインにななっていますが、宇和配属の旦那はジオパーク担当として旧5市町村全体を活動範囲としています。(各地区2名ずつ、計10名の協力隊がいます。)
 
ちなみに西予市の面積は514.78 km²でさいたま市の約2.5倍(217.5 km²)もあり、標高は0〜1400m、市の端から端まで移動するのに2時間かかるんです。
 
そのような環境の中、これまでは西予のジオパーク(環境)とその取り組みをまずは知るということで動いてきましたが、そろそろ独自の動きにも取り組んでいく時がきたように感じています。
 
協力隊としてのミッションへのコミットと定住にむけた自立は必ずしもイコールではないからです。
 
だからこそジオパークの推進というミッションのうち、今後自分たちの事業としてやっていけそうな(稼げる)ことと、稼げないけどやる必要があることのバランスをとりながら、活動を続けていく必要があると考えています。
 
視察やガイドの方々への対応、そしてジオパーク関連の出張も多い。
でもそれらの仕事が全て定住に結びつくわけではありません。
 
私たちは「持続可能な暮らし」を実現したくて(まずはファミリー規模から!)、
このまちを選んで移住してきました。その持続可能な暮らしを実現するために
自分たちができることを少しずつ探って試しながら、経済的にも持続可能に
暮らしていけるようこれからギアをあげていかねば。
 
そしてそれが結果的にジオパークに貢献していた!という状況を
作り出していけるように頑張りますー。